「MP-3000」 コウコウさんのレポート

■テスト車両
 ・スズキKeiスポーツ4WD(平成14年式)
 ・K6Aターボエンジン(カタログ値64ps)
 ・4AT
 ・通勤時1名乗車 &買物時4名乗車(大人2名、子供2名)
 ・22スケアアーシング(DIY)
 ・エンジン及び駆動系ほぼノーマル(粘度が高めのオイルを使用していて燃費的には少し不利です)

今回のテスト期間5/11〜5/27
装着後の走行距離327km(車両総走行距離8870km)
走行場所&用途別の使用比率はモニター前後で大きな変化無し
※但し必要最小限のエアコン使用あり(距離にして1割以下、雨天時の曇り止めの為で温度設定は中間位置付近)
ちなみにエアコンコンプレッサーオイルへの添加剤を過去に注入済みです(負荷がある事に違いはありませんが・・・)


【MP3000装着場所】
1 エアクリBOX内の外気導入側底部分(吸気流入経路の側面)
及び
2 エアフィルター手前
(各1枚ずつ)


【装着方法】
平面のままフィルター前面に被せてしまうと空気が通過する面積が大幅に減ってしまうので表面積を増やす事を目的に折り曲げているのですが、シートがフィルター全面を覆い尽くしきれている訳ではなくエアクリBOXの手前・左・奥と三方に若干ですが隙間が空いています。
この隙間については、表面積を増やす為に折り曲げ数を増やしたら一枚ではエアクリーナーの面積をカバー出来なかったというのが本音です。

シート自体は空気抵抗になるはずで、その分横の隙間を通る空気が多くなる事も容易に想像出来ます。
そのせいで効果が出ないとしたら次回は底部シートを伸ばして余った分を上部側に回したいと思います。

※モニターとしての参考の為なのでしょう、折り曲げ例の一枚が追加で付属していましたが
その分のシートを追加装着するのは次回にまわします。
市販状態に対して『5割り増し』でのモニターでは『効果』に不公平感がありましたので今回は見送りました。


【装着後の感想・・・】
【1】パワー&トルク感の変化
残念ながら、私には変化を感じませんでした。
通勤時に走行する山岳路でもコレと言った変化は感じません。

もっともAT&ターボですからパワー感の曖昧さが大きいです。
(負荷やアクセル開度以外にも冷却水温等でATの変速タイミングが違うらしい事も分かりにくい原因だと思います)

しかも小排気量である事が曖昧さに拍車をかけているような気もします。
せめて排気量に余裕があれば、低回転域でのトルクも充分実用域ですのでブーストのかかる前でのフィーリング変化等なら比較しやすいかもしれません・・・


【2】音の変化
装着直後に高回転域での吸気音(メッシュの風切り音?)が上がったかな?と思ったのですが気のせいでした。


【3】燃費の変化
装着直後に走行フィーリングの向上があれば中間報告でもしようかと思っていたのですが、変化がないので燃費計測まで報告を控えていた所です。

満タン法ですが今回ようやく計測1回目をむかえました。
アーシング以降からの今までの平均燃費12.1km/L(最低10.9km/L 最高13.5km/L)からすると、今回は12.0km/Lでほぼ平均燃費と同等という結果です。
若干のエアコン使用があったのですが、温調は下げずにコンプレッサー負荷の低減を図っています。


【まとめ】
今回は『大きな変化無し』という結果でした。
ただ、商品の売りにしている点はそれだけでなく
『排気ガスの浄化』という点もあるようですので期待したい所です。